宮城県北部に位置していた古川市は、2006年に大崎市として誕生。
地域は企業の支店や営業所、多くの小売店舗があり、かつては市の中心でしたが、最近では郊外に大型店舗と住宅地が増え、中心部の商店街が衰退しています。
古川という名前は江合川（荒雄川）の跡に集落ができたことに由来しており、豊かな農村風景を形成しています。また、遺跡が多数存在し、世界農業遺産にも認定されています。地域ブランド米「ささ結」もここで誕生しています。
大崎市古川の観光スポット
古川は、東北新幹線の停車駅であり、歴史や文化、食べ物など魅力的なものがたくさんあります。私がおすすめするのは、「食の蔵 醸室」「道の駅大崎」「長者原サービスエリア」の3つです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
食の蔵 醸室
宮城県大崎市古川にある「食の蔵 醸室」は、地元の食材や酒を楽しめるレストランとショップが併設された施設です。ここでは、古川の歴史や文化を感じながら、美味しい料理とお酒を味わうことができます。
「食の蔵 醸室」のレストランでは、季節の野菜や魚介類、お肉などを使った創作料理が提供されます。メニューは月替わりで変わり、地元の旬の食材を生かした料理が楽しめます。また、レストランでは、地元の酒造メーカーが造る日本酒やビールなども豊富に取り揃えています。
「食の蔵 醸室」のショップでは、地元の特産品やお土産品が販売されています。ここでは、古川酒造の日本酒やビールをはじめ、地元の農家や漁師が作る加工品やお菓子なども購入できます。また、ショップでは、定期的にイベントやワークショップも開催されており、地元の人々と交流する機会もあります。
「食の蔵 醸室」は、古川駅から徒歩約10分の場所にあります。営業時間は、レストランが11時から15時と17時から22時（ラストオーダー21時）、ショップが10時から19時です。定休日は月曜日です。予約は電話または公式サイトからできます。
道の駅おおさき
「道の駅おおさき」は、大崎市古川地区の国道108号線沿いに位置し、大崎耕土の発祥の地として知られる場所です。
ここでは、日本を代表するコメの品種「ササニシキ」「ひとめぼれ」の他、新品種「ささ結」の新鮮な野菜が豊富に揃っています。また、伝統的な発酵技術を用いた日本酒やお味噌も販売されています。
特に、しそ巻きやキムチ、漬物などの加工品はお土産として人気があります。さらに、大崎市のご当地キャラクター「パタ崎さん」の大崎市限定商品「パタ崎さんプリントクッキー」や、地元の老舗パン屋さん「大石パン」の昭和レトロな味わいを感じさせる商品もあります。地域の豊かな食文化を味わいながら、道の駅で地元の特産品を楽しむことができます。
運営会社は株式会社おてんとさん。地域の魅力が集まる「道の駅おおさき」で、大地の豊かな恵みをご堪能ください。
長者原サービスエリア
最後に、「長者原サービスエリア」は、東北自動車道上り線にある、休憩や食事をする場所です。ここでは、東北の名産品やお土産を販売するショップやレストランがあります。
サービスエリアにはスマートICがあり、レストランや公園、展望広場が備わっています。公園には子供の遊び場や花壇があり、展望広場からは満開の桜と美しい化女沼が見渡せます。建物施設にはレストランやお土産売り場も。
さらに軽食コーナーもあり、網焼き牛たん定食や五目あんかけ焼きそばなどの定番メニューが人気です。また、たん塩丼や牛たんあいもり丼などの特別メニューや、手軽に楽しめる牛たん串や牛たんバーガーも人気。美味しい料理と素晴らしい景色を楽しむことができるサービスエリアです。
宮城県大崎市古川の特産品について
古川には、独特の文化や歴史があり、それがお土産にも反映されています。その中でも特に人気の高い「ささ結」「パパ好み」「しそ巻き」の三つをピックアップしてみました。
ブランド米・ささ結（ささむすび）
宮城県大崎市古川の特産品として知られる「お米・ささ結（ささむすび）」は、地域ブランド米として人気を集めています。
「ささ結」は、東北194号という品種名で、大崎耕土と呼ばれる肥沃な土地で栽培されています。この土壌と地域の気候風土によって育まれる「ささ結」は、風味豊かで粘りと甘みがあり、炊き上がりがふっくらとしています。
地域の農家が丹精込めて育てた「ささ結」は、高い品質と美味しさで知られており、地元の人々に愛されています。その人気は地域外にも広がり、観光客や外地の人々にも多くのファンを持っています。
「ささ結」は、ご飯だけでなく、おにぎりやお茶漬け、おこわなど、さまざまな料理に使われています。地元のレストランや土産物店では、このお米を使った美味しい料理やお土産品が楽しめます。
大崎市古川の誇る「お米・ささ結」は、地域の豊かな自然と丹精込めた農業の結晶であり、訪れる人々に美味しい食の体験を提供しています。
大崎市古川のB級グルメについて
古川のB級グルメは、地域の食材や伝統を活かした美味しい料理であり、大崎市古川の食文化を堪能できる逸品です。地元の味を楽しむために、ぜひ訪れてみてください。
もちべえのずんだ餅
大崎市古川のB級グルメ「もちべえのずんだ餅」は、地元の名物スイーツとして人気を集めています。
「もちべえのずんだ餅」は、もち米を使ったふわふわのお餅に、ずんだ（枝豆のペースト）をたっぷりとのせた美味しいお菓子です。もちもちの食感と、ほんのり甘くて風味豊かなずんだの相性が絶妙で、地元の人々に愛されています。
このスイーツは地元の老舗和菓子店「もちべえ」が発祥であり、その味わいは地元の人々だけでなく、観光客にも大変人気があります。また、地域のイベントやお祭りなどでも頻繁に販売され、地元の味を広く紹介する役割も果たしています。
「もちべえのずんだ餅」は、大崎市古川の食文化を象徴する美味しいスイーツであり、地元の魅力を知る一つの窓口となっています。訪れる際には、ぜひこの地元ならではのスイーツを味わってみてください。
伝統料理のしそ巻き
「しそ巻き」は、地域で生産されるお米や新鮮な野菜を使った味噌を、しその葉で巻いてから揚げた料理です。しその爽やかな香りと味噌のコクが絶妙に調和し、食欲をそそる味わいが特長です。
地元の農産物を活かした「しそ巻き」は、地域の食文化を象徴する一品として親しまれています。地元のレストランや屋台、イベントなどで手軽に味わうことができます。
また、「しそ巻き」はお土産としても人気があり、地元のお土産物店で購入することができます。旅行者や観光客にも喜ばれる逸品であり、地域の味を思い出に持ち帰ることができます。
大崎市古川の特産品「しそ巻き」は、地域の豊かな食材を活かした地元ならではの味わいを楽しめる一品であり、地域の魅力を知る貴重な体験となることでしょう。
おつまみ・パパ好み
宮城県大崎市古川の特産品「パパ好み（パパこのみ）」は、地元の伝統的なおつまみとして親しまれています。
「パパ好み」は、地域の郷土料理で、油を使わず丹念に焼き上げた数種類のあられや、アジ、ピーナッツをミックスしたおつまみです。パリッとした食感と香ばしい味わいが特徴で、お酒のお供にぴったりです。
この名前の由来は、かつて地元の人々が「パパ」と呼んだ豪快な飲み手たちが、このおつまみを愛したことからきています。その独特な味と風味に、地域の人々の愛情が詰まっています。
「パパ好み」は、地元の居酒屋やレストラン、お土産物店などで手軽に楽しむことができます。また、地域のイベントや祭りなどでも頻繁に提供され、観光客にも地元の味を紹介する大切な役割を果たしています。
大崎市古川の特産品「パパ好み」は、地域の食文化を象徴する味わい深いおつまみであり、訪れた人々に地元の魅力を伝える一品として愛されています。
まとめ
地元の人々は親しみやすく、温かく迎えてくれます。地域の雰囲気が旅行者にも居心地の良い場所となっています。
大崎市古川の魅力は、自然、食、文化、人々の温かさが融合した魅力的な地域です。訪れる際には、地元ならではの魅力を満喫してみてください。
